9月30日訃報の連絡があった。
先日北京の空港にて倒れられた。スポーツユニティ取締役 田和夫さんがお亡くなりになったという知らせだ。

私は18歳の頃から3年前まで、毎年秋にオーストリアに遠征していた。その際に、飛行機の手配やトレーニングの環境を整えて頂いたのが、スポーツユニティー並びにユニティスポーツワールドの方々である。

中でも田さんは、誰にでも明るくオープンに声を掛けていただける存在で、何かとお世話になる事が多かった方である。
最近は、先月スキーグラフィックで掲載したリッチーとのコラボ特集でリッチーのコメントを翻訳していただき、また北京にて倒れられる2日前に電話で来季のリッチーのスケジュールに関して確認の連絡をしていた矢先の事で、本当に今でも信じられない心境である。

一昨日10月5日に告別式が五反田の斎場にて執り行われ、私は川口での仕事を終えて急いで向かった。式には500名を越える関係者の方が参列されたようですが、私が着いたのはもう式が終わった後でした。

そこでは、式の際には開けられなかった棺の蓋が開かれ、故人のお顔を拝見する事が出来た。
突然の出来事を象徴するかのように、きれいなお顔で、今にも目を覚ましそうな気配さえ感じる様子でした。

田さんが日本のみならず海外も含めてスキー界に残してきた功績は多大なものがあり、そして私自信その恩恵を得て今日に至る事を考えると本当に惜しい方が亡くなられたという思いが込み上げて来ます。

故人のご冥福を心からお祈りいたします。
そして、ありがとうございました。

10月7日
豊野智広