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カテゴリー: General
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11月21日〜23日の3日間、今季初のHEADデモチーム合宿が行われた。
山田、佐々木デモを中心に20名ほどの選手が集まり、今季のトレーニング方針や技術課題を明確に伝える内容で行った。

今季のチーム方針はHEADスキーに今季より搭載された「カーズシステム」の性能を最大限に引出し、用具と身体の運動を融合させる事で最高のパフォーマンスを発揮する事である。

貯めたエネルギーを開放し、次のターンに繋げるこのシステムはスキー本来の持つ特性でもあり、スキーの醍醐味の一つでもある。「スキーの走り!」は上達を目指すスキーヤーの永遠の課題と言っても良いだろう。その走りをさらに効率良く引出すこの「カーズシステム」はHEADチームの滑りを今季大きく飛躍させるアイテムになるだろう。

その事を踏まえて、基本的なポジション、重心やスキーのシフトを適確に行う基礎トレーニングが行われた。
また、コーチ陣も森(チームディレクター)竹節(新コーチ)と私の3名で万全の体制で望んだ。

成果・結果はシーズン終盤に決まるのだが、このチームが広がりを見せる中、チームがよりまとまりのある組織になり、それぞれが有効な経験を持ち、そして大きな成果をあげるよう努めるのがヘッドコーチとしての私の使命であるが、その為の第一歩が無事に終了した。緊張した3日間であったが、この緊張感を持ってシーズン最後まで進んでゆきたい。

それから選手に一言、身体の準備が出来ている選手が少なかったように思う。この点もシーズン中でも継続して行くことが最後に勝つためには必要なことだろう。

私も現役を継続している。自分にも厳しい気持ちで「強く生きる!」をテーマに今季は望んでゆきたい。

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先週の金曜日、都内で浦佐スキースクールの創立50周年を記念するパーティーが盛大に行われました。
私がスキーに携わるさまざまな基礎を作り出してくれた「名門浦佐」、いろんな思いを胸に会場に向かいました。

そこには久しぶりに顔を合わせる、スクールの先輩や後輩、そして長く浦佐を応援していただいている受講者の皆様も多数ご出席を戴き、時間を忘れて会話を楽しんでいました。

パーティーでは、歴代の校長の紹介。そして歴代デモンストレーターの紹介など、浦佐出身のテレビレポーター井口成人さんが楽しいトークで盛り上げていただきました。さらに、懐かしいスライドや8mm映画など、浦佐スキースクールが刻んできた素晴らしい歴史に改めて感銘をしました。初代校長の平沢文雄さんも出席していただき、浦佐の生き字引として多くの思い出を語っていただきました。

また、今シーズンから校長を務める。角田雅和新校長をはじめ、星 和弘、上田、飯塚、瀬下の常勤教師と青木稔さん、大滝さん、滝沢さん、市川さん、小倉さんなどの非常勤の教師も壇上に上がり、今季に向ける豊富と決意を語っていました。

私も、現在は浦佐スキースクールとは一線を引いた中で活動をしていますが、気持ちは浦佐の魂を失わないようにしっかりと地に足をつけて進んで行きたいと心を新たにしました。
いよいよシーズンスタートですね。・・・・ 

浦佐スキースクール50周年おめでとうございました。

尚、この記念行事の浦佐会場版は12月23日に浦佐で行われるそうです。

<歴代のデモンストレーター紹介!私の次に並んでいるデモがいないのは寂しいですね>
左から関健太郎さん、五十嵐栄一さん、平沢文雄さん、松田僑さん、青木稔さん、関晃さん、そして私の順
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<昔の映画上映。これぞ究極の外向傾!解説は平沢先生>
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<会場ピアノを演奏していたのは私の姉でした>
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11/08: 別れ

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今日は朝から車を飛ばして、渋川市へ向かった。

友人の父の告別式に出席するためである。

これから書く内容は、とても悲しい内容ですが、とても大切な経験をしたので書きます。

彼の父はまだ若く、1年間の闘病の末に11月3日に逝去されました。

市内、いや県内外にも名前の届く名士との事で、斎場の中には140本もの顕花が並んでいました。

告別式の後半に、故人の孫の挨拶。とても元気に大きな声で「おじいちゃんへ・・・」と挨拶をしていました。

そして最後に喪主である友人の挨拶。

はじめに父の闘病がとてもつらいものだった事を説明し、その次に「父には何も教えてもらわなかった。」「酒も一緒に飲んだ事がない。」と親子の間柄がすこし険悪な状況だったのかと思うような言葉に、私の心が少し揺れた次の瞬間。
「しかし、父は自分に背中をずっと見せていてくれた。そしてその父の偉大さや無言の愛情の尊さを、父を亡くした今、身に沁みて実感した」と声をからしながら語ると会場全体が大きな悲しみに包まれた。

その時に、友人の親子の絆や愛情の深さを目の当たりにして、私にも深い悲しみの感情が込み上げて目頭を押えた。

そして次に私の頭には、自分に死が訪れた時はどうなるのか?

自分は息子に何を残してあげられるのか?家族には?という疑問符が浮かんだ。

私がスキーの現役に拘っている理由の一つに息子に私のスキー選手の姿を見せてお 
きたいという思いがある。

下の息子がもうすぐ3歳になるが、記憶をとどめられる年齢ではない。

上の息子はかなりスキー対する情熱が高まっているように見える。

しかし、見せなければならないのはスキーをしている自分の姿だけではないだろう。

気持ちの強さや、やさしさ、時にはおどける表情も必要だと思う。

すべて完璧には行かないだろうけど、私は自分らしく家族と接する事を貫いて行きたいと、今こうしてブログを書いている中でやっと心の整理が出来た感じがする。

家族との貴重な時間をしっかりと刻み続ける事の大切さを友人の出来事を通じて改めて感じた日だった。