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先日、つかの間の休日を家族と楽しむために、大磯ロングビーチに出かけた。
くもり&小雨という天候だったのにかなり人はいた。

これが晴れの日だったドンだけいるんだろう?・・

さて、子供たちは水が大好きです。
私も子供たちと目一杯遊びました。

初めは水が冷たく感じましたが中に入るとそんなの忘れてしまいます。
プールも「波のプール」「流れるプール」「飛び込みプール」「スライダー」などいろんなプールで飽きません。

時間が経つのを忘れて気がついたらもう閉園時刻でした。

楽しい夏の思い出が出来ました。


また、プリンス出入り業者として、大磯プリンスホテルの方々に大変お世話になりました。
ありがとうございました。
また、苗場に出向に来た時は宜しくお願い致します。
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今年は夏休みに北海道プチ旅行も計画中です。
昨日、山田卓也さんもガイドをしている乗馬クラブ予約しました。




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2011シーズンの参加時のビデオを全てダビングするというサービスを行っていますが、

着工から1ヶ月、いよいよその全てが終了しました。

しかし、ご希望された方には大変お待たせしました。すいません。

私は夏休みの宿題は8月31日にやるタイプの男です。そんな事は言い訳にはなりませんが本日ようやく終えました。

それから全て終わってから一斉に発送するのが私のポリシーですので、本日メール便にて発送です。

これを見て、シーズンの滑りの変化を確認してください。「なかなか上達したな!」

そして来シーズンに向けて課題をしっかりと確認してください。「よし!やるぞ!」

それでは、暑い日が続いておりますが皆さんお身体に気をつけてご活躍下さい。

失礼します!

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4日目の生還・・・家族の思い。

これから書く事は、今回の出来事の結果が良くない結果だったとしたらブログに公開する事はなかったと思いますが、無事に良い結果となり、そしてその中で私が感じた幾つかの事を皆さんにもお伝えしたいと思いまして、本人にも承諾を頂いて書かせて頂きます。

それは当スクールの渡部秀文のお父さんが山菜採りに行った山で遭難し、4日目の昨日、無事に生還したという出来事です。

その出来事の第一報は6月26日、十条でのセミナーが終了し自宅に到着する直前に入りました。先程まで一緒にいた渡部本人から伝えておきたいことがあるとの事でした。
「今日、父が山菜採りに山に行き、今現在も帰らず行方が分からない」という内容でした。渡部自身もセミナーが終わり、宮城県七ヶ宿の自宅に戻る中でその情報を確認したのだと思います。


翌日27日、月曜日の朝から本格的な捜索が始まりました。
地元消防団、警察、山岳救助隊、そして地元の有志のみなさん。総勢100名ほどの体制に加え、警察犬、ヘリコプターも動員しての捜索が始まりました。

まず朝一に渡部本人が父の車を発見したとの事です。
昔から父と山菜採りに来た場所で、「ここしかない」という思いで向かった先で見つけました。場所は七ヶ宿ダムの脇の沢を登った、山頂に程近い道の行き止まりでした。

そして、その後すぐにお父さんが採ったと見られる「ふき」が束ねておいてあるのが見つかりました。
「午前中で昼には家に帰る」と言って家を出たそうで、そんなに遠くや山深く入る事はないのではという事で付近の捜索が徹底的に行われたそうです。
しかし、一日目の捜索はそれ以外の手掛かりは無いままに終了となりました。
私はその連絡を本人からの電話で受けました。


28日火曜日、捜索2日目
その日も前日同様、朝から雨の降る中での捜索だったとの事です。
自宅で飼っている犬も動員して、前日の警察犬と同じような捜索をしたそうです。
そこでも、前日の警察犬とほぼ同じ行動をとって少し先まで歩いたところで動きが止まったそうです。
そして前日と同じ体制で懸命の捜索が続いたそうです。
しかしながら2日目も発見には至りませんでした。

その日の夕方に渡部から電話をもらい、その時点で私の予定のつく水曜日に、捜索活動のお手伝いをしようと決め、夜の新宿のセミナー終了後、自宅に戻り仮眠をとってから七ヶ宿に向かいました。


29日水曜日、捜索3日目
朝7時に、捜索隊の皆さん100名を超える人たちが集まり、点呼、確認をとった後、捜索活動が始まりました。

私は渡部と同じ捜索班に入り、沢沿いの徹底的な捜索をしました。
私は山道の経験はありますが、山の中に入って道なき道を歩く事には、経験がないため少しバランスを崩す場面もありましたが、私が足を引っ張るわけには行かないと必死で捜索を続けました。

途中、急な斜面の藪の中を進むことも多く、手足を使って全身での移動時間もあり、山の厳しい条件に気持ちが負けそうになることもありました。
そんな中、私たちの班には60歳から70歳に近いような方々もいましたが、皆さんが山の中を逞しく進む姿をみて、自分の非力さを痛感し、また山間地で生活をされている方々の力強さを改めて感じました。皆さん本当に強かったです。

捜索は午後まで続き、4時半頃その日の捜索は終了しました。
しかし、捜索は今日で3日目、消防団、警察、山岳救助隊を動員しての捜索は3日間という事で、今日が大掛かりな捜索は最後となります。

山を降りる途中で、ここまで見つからないと、「本当に神頼みしたい気持ちだ」という会話も出てきました。そんな中ふと私の頭に、ある先生の顔が浮かびました。

それは私が公私共にお世話になっている弁護士の野田謙二さんから紹介をされて、ここ10数年お付き合いをさせていただいている佐藤重樹さんという神道家の先生です。以前は気孔の道場にも毎週通わせていただいておりました。

先生なら何か手掛かりが分かるかもしれないと思い。
電波の通じるところで急いで電話をしました。私が先生に電話する時は、いつもお願い事ばかりです。

そして先生に状況を説明すると、すぐに先生から帰ってきた言葉は
「お父さんは沢の脇にある高い草や小さな木々の中にいる。そして今も生きているよ」との事でした。
先生の素早い判断と力強い「生きているよ」という言葉に私の気持ちは震えました。

私はそれをすぐに渡部に伝え、まだ日差しも残っているので、身内だけでもう一度山に入ろうということで、違うルートから沢伝いに捜索に入りました。
腰下くらいはある川の中を歩き、中州や脇の草の中を大きな声を出して
「お父さん!助けに来たぞ!返事して!」と叫びながら進みました。
その中でも渡部の弟の裕文の声が大きく鳴り響いていました。「おとう!帰るぞ!」と
先生の力強い言葉を信じるしかないという思いで、懸命に捜索しました。

そして午後6時半を過ぎて捜索から戻りましたが、残念ながら手掛かりを見つける事は出来ませんでした。

その後、七ヶ宿の町に戻ると竹鼻建さんが渡部の激励に来てくれていました。
彼の励ましは、渡部にとっても大きな力になった事と思います。


そして30日木曜日、捜索4日目
私も現地に残りもう一日捜索に協力させてもらおうと参加しました。
その日からは地元の有志の皆さんのみの捜索となりますが、集合した場所には50名もの方々がいました。中には昨日まで消防団の服を着ていた方、山岳救助隊の方など、今日で捜索4日目という方も多かったと思います。

そして、これは毎日行われていましたが、点呼、確認のあと、渡部の挨拶。
「今日は必ず親父を家に連れて帰りたいと思います。皆さん宜しくお願いします。」と力強い言葉でした。
前日もその光景は見ていますが、3日目だろうが、4日目だろうが渡部の気持ちは一切変わっていませんでした。絶対に諦めず、親父は必ず生きて連れて帰る。という思いの強さを、その姿から気迫とともに感じました。

捜索に関してはその手法も含めて家族の意見も尊重した形で行われていました。
その中で適確な判断をしながら常に周りに気配りをしながら努めるその姿は、捜索隊の気持ちを一つにする大きな力になっていました。
捜索隊全体の素晴らしい団結力と、お父さんの無事を祈る気持ちが、懸命の捜索活動の原動力になっていたと思います。

そんな中、4日目の捜索が始まり、昼を過ぎて午後の捜索の途中、私たちはかなり急な斜面を登り、少し休憩を取っていました。すると周りから今までとは少し様子の違う、人が叫ぶ声や、車のクラクションが長く鳴り続ける音を聞きました。これは?・・・と一人が確認に行き戻ってくると、「見つかりました!」との報告でした。そこにいた班の10数名は本当に心の底から「よかった!」と大きな喜びを声にしました。

そして捜索の起点となる場所に移動しました。
そこには渡部が本当に嬉しそうな笑顔と、その顔の奥で嬉しくて泣き崩れそうになる気持ちを抑えて懸命に立っていました。
渡部の「ありがとうございました。」の言葉に対して「本当に良かった。」という言葉を捜索隊の皆さんが口々に返して抱き合ったり、握手をしたりして喜びを分かち合っていました。

捜索隊の皆さんの気持ち、そして中心となって父親の無事を信じて行動を続けた家族の思いが、遭難中のお父さんに届き、その家族の為に力を振り絞って下山した父の力となって、今回の結果に結びついた事は間違いないでしょう。

そんな素晴らしい場に協力させてもらった私も本当に良い経験をさせてもらいました。


遭難中のお父さんの行動については情報もなく、私が公表することではないと思いますので、ここで話は終わりますが、おきな怪我もなく現在は入院しています。本当に良かったです。

そして父の捜索活動の中、気丈に強い気持ちと立派な行動をとり続けた、渡部秀文は父親思いの、本当に素晴らしい男でした。

諦めずに最後まで強い信念を持ち続けることの難しさ、大切さを、目の当たりにした出来事でした。

これで今回の出来事の報告を終わります。長文につき失礼しました。



<写真は無事を確認したあとに撮った一枚です。八島くん、村上先輩、山の専門家の先生との一枚>
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