5月31日月は斑尾スキー場にいた。
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グラススキーのワールドカップ遠征前の選手のトレーニングコーチの為です。
今回は飛鳥井選手と新谷選手が明日からスイスなどに遠征という事で、調整なのか?追い込みなのか?
どちらかな?・・・と考えながらトレーニングがスタート。

まずはスーパーコンビ(SL&SG)の種目の為、出番が増えたスーパーGのトレーニング。
久々のスピードに少しバランスの悪さや硬さを感じたが、1本づつ調子が上がっていった。

そして次はGS、スイスの遠征先は私も滑った事があるコースなので、そのコースを意識したセッティングでトレーニング。
少し難しいかな?・・・と考えたが飛鳥井選手はまずまず身体が動いていた。しかし、昨年からの課題の癖が出ている。
その後少しアドバイスを加えると動きが良くなった。すぐに動きを調整できるのはしっかりとトレーニング(フィジカル)が出来ている様子。開幕から全力で滑ってほしいですね。
<飛鳥井選手>
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新谷選手はまずまずだが、少し足元が不安定。こちらは滑りとフィジカルの両面を継続的にトレーニングする必要があるようだ。しかし、今季彼女はワールドカップ全戦に出場しクリスタルトロフィー獲得を目指す。精神的な強さ、コンディションのコントロールなど滑る以外にも配慮しなければならない点は沢山ある。そこをしっかり行ってシーズン最後に最高の喜びを掴んでほしい。
GSで転倒後、飛鳥井選手に即され泣きながら滑りに行った事は、諦めない強い気持ちを作るためには必要な事だと思う。
<新谷選手>
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そのくらいタフでないと異文化のヨーロッパ勢には勝てないだろう。
強い気持ち、それを裏付けるトレーニングをしっかりとこなしながら新しいトビラを是非開いて欲しいですね。

それから、9月の以降の国内大会に向けてトレーニングした中野選手は基本的なポジションを改善すると良いですね。
スキー操作はとても器用なので、それにどんぶり3杯食べて体重を増やすと良いでしょう。しかし体重増やしすぎると技術選では身体の切れが鈍るかも?・・・何かと難しいね。・・・
<中野選手>
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でもグラススキーの雰囲気は相変わらず私の心を癒してくれました。